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ミステリ・オペラ (下) (ハヤカワ文庫 JA (812))

ミステリ・オペラ (下) (ハヤカワ文庫 JA (812))

山田 正紀

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3人が登録
1件のレビュー

この本について

探偵小説『宿命城殺人事件』の列帖装本と、善知鳥良一の手記とおぼしき折本には、50年の時空を隔てた世界をつなぐ昭和13年の不可解な出来事が綴られていた...。“この世には探偵小説でしか語れない真実というものがあるのも、また真実であるんだぜ”―人間消失、列車消失、三重密室、ダイイング・メッセージ、暗号、見立て殺人、仮面の男...本格探偵小説のあらゆるガジェットを投入した第2回本格ミステリ大賞受賞作。第55回日本推理作家協会賞受賞。

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レビュー

たむ
たむ
2012年1月読了
おもしろかった!
何度も起こる殺人事件のすべてが、ドラマチックな舞台を宛がわれていて、ワクワクドキドキする。
子供の頃、本を夢中で読んだ感覚を思い出した。

現実と、いくつもの手記を行ったり来たりするため、馴れるまで若干読みづらさを覚え、時間がかかった。
それでもおもしろいことに変わりはない。

もともと満州や、昭和史に興味があったので、好奇心を大いに満たしてもらえた。
満鉄や京劇について、参考資料を読んでみたいなと思った。
それから魔笛を聞いてみなくちゃ。
できたら年内にもう一度読み返したい一冊。

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読書ステータス

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