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美女いくさ (中公文庫)

美女いくさ (中公文庫)

諸田 玲子

3.5
2人が登録
2件のレビュー

この本について

伯父・織田信長の気性をうけつぎ「女弾正忠」と呼ばれた小督は、天下人・豊臣秀吉の養女となり、命じられるままに三度の結婚をする。「女子は嫁して子を生し、家を守るのがつとめ」母お市の言葉を胸に、女の戦にのぞんだ彼女は、将軍家御台所の江として、戦国の世を逞しく生き抜く。

みんなの評価

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レビュー

A.N.M.C.
A.N.M.C.
2010年12月読了
家光の乳母である春日局の方が記憶に残り、秀忠の妻である江については、あまり印象がない自分の脳。そこに新たな江の形が刻まれた。2011年のNHK大河ドラマの主人公というそれだけの理由で読み始めたこの小説。500ページ越えだが、関ヶ原や大坂の陣など展開は早く感じるものの、当時の武家の妻がどう戦って生きていくかが感じ取れる。家を守る道具ではなく、生きた人間として「いくさ」を女性もしているのだ。日本史の新たな一面を見たようで、もっと知りたくなる。
chocolatechoko
chocolatechoko
2011年11月読了
登場人物がそれぞれ個性を持って描かれている。

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読書ステータス

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