この本について
「北」での24年間を初めて綴った迫真の手記!監視下の生活、偽装経歴、脱出の誘惑、洗脳教育、’94年核危機と開戦の恐怖、検閲を潜った親父の写真、飢餓と配給、電撃帰国の真相...感涙のドキュメント。
みんなの評価
4
5
4
3
2
1
レビュー

まず意外と拉致被害者が自由な生活をしていることを知った。もちろん日本での生活に比べたらかなりの統制がある。しかし私が想像していたものよりかなりマシであった。そのことは現地の人の生活にもいえる。少なくとも80年代まではちゃんと配給制が機能しておら一般市民の生活は成り立っていたというのに驚いた。私はこれを読んで北朝鮮というか今の豊かな先進国に憤りを覚えた。それは食べ物に関することだ。北ではとうもろこし一粒大事にするというのに日本ではスーパーやコンビニで売れ残った食品は捨ててしまう。そんな状況がやっぱり許せない。例え賞味期限がきれていたとしてもそんなの構わずに必要とする人たちがこの地球上にはにはごまんといる。どうにかして均等に食べ物を分けることができたらいいのに。やはりそういう国への支援が大切であり私の関心ごとの一つなのだろう。
この本を読んでいる人(5人)
読書ステータス
読了
5人