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水神(下) (新潮文庫)

水神(下) (新潮文庫)

帚木 蓬生

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1件のレビュー

この本について

ついに工事が始まった。大石を沈めては堰を作り、水路を切りひらいてゆく。百姓たちは汗水を拭う暇もなく働いた。「水が来たぞ」。苦難の果てに叫び声は上がった。子々孫々にまで筑後川の恵みがもたらされた瞬間だ。そして、この大事業は、領民の幸せをひたすらに願った老武士の、命を懸けたある行為なくしては、決して成されなかった。故郷の大地に捧げられた、熱涙溢れる歴史長篇。

みんなの評価

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レビュー

もん
もん
2012年8月読了
実際の話がベースだから、あまり挫折がない。作りだったら、もっと紆余曲折を盛り込むのだろうけど、驚くほど順調。仕切りの見事さにため息。

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