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嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

米原 万里

4.3
13人が登録
3件のレビュー

この本について

1960年プラハ。マリ(著者)はソビエト学校で個性的な友達と先生に囲まれ刺激的な毎日を過ごしていた。30年後、東欧の激動で音信の途絶えた3人の親友を捜し当てたマリは、少女時代には知り得なかった真実に出会う!

みんなの評価

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レビュー

ぼんぼん
ぼんぼん
2009年6月読了
チェコのソビエト学校で過ごした少女時代と大人になった彼女たちをつづったエッセイ。
個性豊かなクラスメイトたちも大人たちも、すごくいきいきしていて面白くて、素敵な少女小説を読んだような気分でした。はちみつのパイとか路面電車とか。
大人になって、だんだん疎遠になっていく親友たちとか、すんごくリアルで胸がきゅーんとなりました。どの国でも同じなのかな。
でもその影にはいつも、日本で生まれ育った私には想像もつかない、歴史に翻弄される市民たちの苦しみがあって・・・。
うらやましいような、苦しいような、そんな気分で読み進めていました。
米澤穂信の『さよなら妖精』を思い出したり。

あと、「弱い国、貧しい国から来た子供たちほど愛国心が強い」という一文にも胸をつかれました。
moc
moc
2012年3月読了
3編からなるノンフィクション。一話は読んでてワクワクしたが終わり方が微妙。
もん
もん
2012年7月読了
ロシア語の通訳者の著者。子供の頃を振り返って軌跡をたどる。子供達の間に国の壁はなくても…。一緒にのめり込んで、追体験させてもらった

読書ステータス

読了 13人

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