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人獣細工 (角川ホラー文庫)

人獣細工 (角川ホラー文庫)

小林 泰三

3.3
7人が登録
3件のレビュー

この本について

パッチワーク・ガール。そう。わたしは継ぎはぎ娘。その傷痕の下には私のものではない臓器が埋められている。傷痕を見ていると皮膚が透けて、臓器がゆっくりと蠢動し、じゅくじゅくと液体が染み出してくるのが見えてくる。わたしのものではない臓器。人間のものですらない臓器。...第2回日本ホラー小説大賞短編賞をあの名作「玩具修理者」で受賞した著者が、内臓の匂い漂う絶望と恐怖の世界を構築した表題作に、二編を加えた待望の第二作品集。

みんなの評価

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レビュー

九条
九条
2011年9月読了
極端なストーリーだけど、移植の未来について考えさせられる。
よーぐると
よーぐると
2013年4月読了
最後の本の話は面白い。怖いけど、本を題材にしてうまく描かれている物語は総じて好きである。表題作もスラスラ読めるけど、生々しくて怖い。
かるはらうつま
かるはらうつま
2013年1月読了
人獣細工
死んだ父の資料整理をしている夕霞。
自分は父の実験材料として何百回も豚の臓器移植を受けた。自分の臓器・肢体・皮膚や脳の一部まで豚から移植したものであり、自分はもはや人ではなく豚なのか?その違いは何処にあるのか?と疑問を抱く毎日。
資料を見て、知らなければ良かった、すべての事が解決する。
想像して読むとかなりグロい


絶対芸術家のインストールの実験が行われる。親方様が、相応しい者を見つけるために、使徒を使って呼び出す=本を媒体として芸術ソフトウェアをインストールする。

読書ステータス

読書中 1人
読了 5人

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