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獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)

獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)

横溝 正史

3.7
16人が登録
2件のレビュー

この本について

獄門島——江戸三百年を通じて流刑の地とされてきたこの島へ金田一耕助が渡ったのは、復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託されたためであった。『三人の妹たちが殺される......おれの代わりに獄門島へ行ってくれ』瀬戸内海に浮かぶ小島で網元として君臨する鬼頭家を訪れた金田一は、美しいが、どこか尋常でない三姉妹に会った。だが、その後、遺言通り悪夢のような連続殺人事件が! トリックを象徴する芭蕉の俳句。後世の推理作家に多大な影響を与えたミステリーの金字塔!!

みんなの評価

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レビュー

miyan
miyan
2010年6月読了
まさかがありえてしまう作品。
ただし、今までの著者の作品とは
犯人の傾向が明確に異なっているので
犯人の推測はきわめて困難です。

しかし、最後のあの事実は
きついものとなりましたね…
あああ、という感じになりましたから。
よーぐると
よーぐると 2013年1月読了
あからさまに怪しいことつぶやいたりしている和尚さんも和尚さんだが、全く気が付かない金田一も金田一である。この時代にこの小説が書かれた、ということは賞賛に値するのでは。ガジェットを活かしきれていないとも感じたが、読書会で某人の書いた「ナショナリズムの再興」という発想は納得が言った。東西ミステリーで一位をとったという事実も、内外からのアプローチの結果による総合的なものなのだろう。

読書ステータス

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