この本について
記者としてアフリカに暮らした著者が、アフリカ全土を縦横無尽に歩き、現地の食を食べながら、等身大のアフリカの姿を描く。「食べる」「寝る」という当たり前の行為を通して社会や文化の姿を浮き彫りにし、異文化との出会い、異文化理解のひとつのあり方を提示する。
みんなの評価
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レビュー
タイトルの通り、著者の方が体験したアフリカでの「食」と「宿」にまつわるエッセイ集。いやー、読み応えありました。
牛の生き血(貴重なビタミン)、インパラの刺身、羽アリ、ウガリ(とうもろこしの粉を熱湯でこねて団子状にしたもの)、サモサ、ヤシ酒、バナナビール、カエルの足、セネガルの魚ご飯(魚の煮汁で炊いたご飯に煮込んだ白身魚、野菜、香味野菜が乗ったもの)、芋虫の空揚げ、カメムシ、羊の目玉、鳩、ラクダカレーなどなど、これはうまそう!と思える物から、うげげと正直感じてしまう物まで。
後半は著者の方がいろんなところでの寝泊まりを。高級列車から木賃宿、ホテル、屋外、難民テントなど。こちらは前半とはちょっと雰囲気代わって、アフリカ各国の世情についていろいろと考えさせられてしまいました。今でも、腐敗、貧困、紛争などが半ば当然のことなんでしょうね。
って、対岸の火事みたいに言っているだけでは何も始まらず。何か行動せねばー。
牛の生き血(貴重なビタミン)、インパラの刺身、羽アリ、ウガリ(とうもろこしの粉を熱湯でこねて団子状にしたもの)、サモサ、ヤシ酒、バナナビール、カエルの足、セネガルの魚ご飯(魚の煮汁で炊いたご飯に煮込んだ白身魚、野菜、香味野菜が乗ったもの)、芋虫の空揚げ、カメムシ、羊の目玉、鳩、ラクダカレーなどなど、これはうまそう!と思える物から、うげげと正直感じてしまう物まで。
後半は著者の方がいろんなところでの寝泊まりを。高級列車から木賃宿、ホテル、屋外、難民テントなど。こちらは前半とはちょっと雰囲気代わって、アフリカ各国の世情についていろいろと考えさせられてしまいました。今でも、腐敗、貧困、紛争などが半ば当然のことなんでしょうね。
って、対岸の火事みたいに言っているだけでは何も始まらず。何か行動せねばー。