この本について
ルーアンの新聞に「日曜語録」として連載されたのを皮切りに、総計5000に上るアランの「プロポ」(哲学断章)。「哲学を文学に、文学を哲学に」変えようとするこの独特の文章は「フランス散文の傑作」と評される。幸福に関する93のプロポを収めた本書は、日本でも早くから親しまれてきたもの。
みんなの評価
4.5
5
4
3
2
1
レビュー
H. Tarkun
2012年2月読了
幸福「論」というタイトルとは裏腹に、短い「プロポ」からなるエッセイ集のようなものである。
一貫しているのは、前向きな心の持ちようが幸福につながるという処方箋。枕元に置いておいてパラパラとページをめくれば、怒りや悲しみなどの不幸を取り除いてくれる一説に出会えるかもしれない。
一貫しているのは、前向きな心の持ちようが幸福につながるという処方箋。枕元に置いておいてパラパラとページをめくれば、怒りや悲しみなどの不幸を取り除いてくれる一説に出会えるかもしれない。
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