📝 レビュー (餼羊軒箚記さんのレビュー)
『万葉集』『霊異記』はいづれも雄略天皇を巻頭に排せれば其御代は一大劃期なりけむとの考察や、推古天皇の漢風を推察するに奈良朝人は推古朝迄を古代と認識したりけむとの論考、いみじく興趣を抱かしむれば、豈に古代浪漫に満ち満ちてあらずや。
読書履歴
AIが見つけた似た本
「日本社会の誕生」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
コミュニケーション力 (岩波新書)
斎藤 孝
豊かな会話、クリエイティブな議論は、どのようにして成り立つのか。話の流れをつかむ「文脈力」や基盤としての身体の重要性を強調しつつ、生きいきとしたコミュニケーションの可能性を考える。メモとマッピング、頷...
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
福岡 伸一
生きているとはどういうことか―謎を解くカギはジグソーパズルにある!?分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色をガラリと変える。
青年のための読書クラブ
桜庭 一樹
東京・山の手の伝統あるお嬢様学校、聖マリアナ学園。校内の異端者(アウトロー)だけが集う「読書クラブ」には、長きにわたって語り継がれる秘密の“クラブ誌”があった。そこには学園史上抹消された数々の珍事件が...
「できる人」はどこがちがうのか (ちくま新書)
斎藤 孝
今日のように社会構造が根底から揺らいでいる時代には、各自が固有の判断のもとに動くほかない。そのためには、オリジナルなスタイルをもつことが大切である。「できる人」はどのように“技”を磨き、上達の秘訣を掴...
失敗学のすすめ (講談社文庫)
畑村 洋太郎
恥や減点の対象ではなく、肯定的に利用することが、失敗を生かすコツ。個人の成長も組織の発展も、失敗とのつきあい方で大きく違う。さらに新たな創造のヒントになり、大きな事故を未然に防ぐ方法も示される―。「失...
岩波ジュニア新書の一冊なれども、記述は訓童の水準を超江て、山川出版社や吉川弘文館の大部国史に匹敵する詳述の体なり。其文は難解晦渋にはあらず、平易たらむと努めたれども、初出の術語に解説無きものあるは、将たや青少年には易からざらむか。
『万葉集』『霊異記』はいづれも雄略天皇を巻頭に排せれば其御代は一大劃期なりけむとの考察や、推古天皇の漢風を推察するに奈良朝人は推古朝迄を古代と認識したりけむとの論考、いみじく興趣を抱かしむれば、豈に古代浪漫に満ち満ちてあらずや。