内容紹介
書籍情報提供: Google Books
📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
読書履歴
AIが見つけた似た本
「サロメ」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
私の男
桜庭 一樹
優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―...
アガメムノーン (岩波文庫)
アイスキュロス
戦争は何故起り、何をもたらすのか。ギリシアの総大将アガメムノーンは、ついにトロイアーの都イーリオンを攻略し、帰還した。しかしその朝、彼を待ち受けていたのは、留守の間に不義を重ねていた王妃クリュタイメー...
ドキュメント 屠場 (岩波新書)
鎌田 慧
屠場―。そこは鍛え上げられた職人芸が、商品としての食肉の味と価値を左右する世界だ。日本人の肉食の歴史とともに歩んできた労働現場の実像と、いわれなき職業差別と身分差別にさらされながら、合理化の波に抗して...
本当によくわからない。究極の愛を表現したかったのか、とても理解不能
「暗幕のゲルニカ」「楽園のカンヴァス」ほどに力を入れて書いてないと思うけれども、サラっと読めるし、それなりに魅力的。オスカーワイルドとビアズリーの退廃的な関係。姉の女優メイベルが病弱で才能のある弟に寄せる濃すぎる姉弟愛。メイベルはワイルドに対する憎しみの入り混じった複雑な感情。これに「サロメ」のサロメが熱望した愛するヨカナーンの首が捧げられるシーンがリンクして・・・。題材自体興味深いし、相変わらず、原田マハはその絵の魅力の伝え方がうまいと思う。