📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
読書履歴
AIが見つけた似た本
「北斎と応為 上」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
西尾 維新
「生きている以上、世界の終わりを物語の終わりを、諦めることはできない」“人類最悪の遊び人”たる「狐面の男」は「ぼく」こと“戯言遣い”に断言する。玖渚友との決別。想影真心の暴走。そして、復活する哀川潤....
石の猿 下 (3) (文春文庫 テ 11-12)
ジェフリー・ディーヴァー
冷酷無比の殺人者“ゴースト”は狡猾な罠をしかけ、密航者たちのみならずライムの仲間の命をも狙う。愛する者たちを守るには、やつに立ち向かうしかない。真摯に敵を追う中国人刑事ソニーの協力も得、ライムはついに...
ドキュメント 屠場 (岩波新書)
鎌田 慧
屠場―。そこは鍛え上げられた職人芸が、商品としての食肉の味と価値を左右する世界だ。日本人の肉食の歴史とともに歩んできた労働現場の実像と、いわれなき職業差別と身分差別にさらされながら、合理化の波に抗して...
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...
今、自分の中で、若冲展の影響からか、「絵」「江戸」ブームであり、たまたま手に取った一冊。外国人の手によるものだからか、むしろ江戸の町の息吹がリアルに伝わってくる。変人北斎に振り回されつつも、自身に才能があるからこそ、北斎の凄みを誰よりも承知。親子として、同志として、伴侶?として寄り添いつつの、北斎と一心同体の応為の頑固ぶり?が何ともチャーミング。北斎との丁々発止のやりとりも楽しい(杉浦日向子の「百日紅」でのお栄(アゴ)とも共通する)。評伝小説としては、世評のよい「等伯」とか「若冲」より全然質が高い(主人公達が躍動している)。北斎の画集、買おう!