
📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
レビュー:
面白い。面白い。面白いなぁ。3回の自殺未遂、学生時代の若僧侶との同棲、男性弟子との養子縁組、若い多くの男性弟子と寝食を共にしてのゲイを公言しての晩年の生活。。。下世話な興味から読み始めた本書だが、知的好奇心も大いに刺激される好著だ。しかし、折口信夫は、民俗学者、国文学者、宗教学者、詩人、作家の顔が違和感なく同居した何ともアナーキーでファンキーな怪物である。この怪物の源泉となった幼少期・青春期の謎に、文献・想像力を駆使して挑む2人の作家・学者の熱が快く、あっという間に読み終えるが、余韻は深い。
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