この本に似た8冊のAI推薦あり

アフリカで食べる/アフリカで寝る (朝日文庫ま 16-5)

松本仁一

みんなの評価・レビューを見る

この本の所有者

taka_akiさん

(4.0)

1人が登録

2,586回参照

2008年11月20日に更新

詳細ページを見る Amazonで検索

書籍情報

ページ数:: 462ページ
参照数:: 2,586回
登録日:: 2008/11/18
更新日:: 2008/11/20
所有者:: taka_akiさん

この本を共有する

内容紹介

記者としてアフリカに暮らした著者が、アフリカ全土を縦横無尽に歩き、現地の食を食べながら、等身大のアフリカの姿を描く。「食べる」「寝る」という当たり前の行為を通して社会や文化の姿を浮き彫りにし、異文化との出会い、異文化理解のひとつのあり方を提示する。

書籍情報提供: Google Books

Google Booksで見る

📝 レビュー（taka_akiさんのレビュー）

評価:

4/5

レビュー:

タイトルの通り、著者の方が体験したアフリカでの「食」と「宿」にまつわるエッセイ集。いやー、読み応えありました。

牛の生き血（貴重なビタミン）、インパラの刺身、羽アリ、ウガリ（とうもろこしの粉を熱湯でこねて団子状にしたもの）、サモサ、ヤシ酒、バナナビール、カエルの足、セネガルの魚ご飯（魚の煮汁で炊いたご飯に煮込んだ白身魚、野菜、香味野菜が乗ったもの）、芋虫の空揚げ、カメムシ、羊の目玉、鳩、ラクダカレーなどなど、これはうまそう！と思える物から、うげげと正直感じてしまう物まで。

後半は著者の方がいろんなところでの寝泊まりを。高級列車から木賃宿、ホテル、屋外、難民テントなど。こちらは前半とはちょっと雰囲気代わって、アフリカ各国の世情についていろいろと考えさせられてしまいました。今でも、腐敗、貧困、紛争などが半ば当然のことなんでしょうね。

って、対岸の火事みたいに言っているだけでは何も始まらず。何か行動せねばー。