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イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press)

イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (Harvard Business School Press)

クレイトン・クリステンセン

この本の所有者

6人が登録
5,996回参照
2012年5月3日に更新

書籍情報

ページ数:
352ページ
参照数:
5,996回
登録日:
2012/04/25
更新日:
2012/05/03
所有者:
taka_aki taka_akiさん

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📝 レビュー (taka_akiさんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
クリステンセン氏の本は久々。と言っても今回は共著なんですが。

イノベーションのジレンマと同じく「イノベーション」に関する本なのですが、前者がどういったダイナミクスでジレンマが生じているのかと言った内容が主だったのに対して、こちらは「イノベーションを起こす人/企業はどういった性質を備えているのか」と言ったことに重きを置いているようです。

メモ多数。

・イノベータの行動的スキル:質問力、観察力、ネットワーク力、実験力
・イノベーションに取り組む勇気、行動的スキル、斬新なインプットを組み合わせる認知的スキル
・人と違う考え方をする方法は習得出来る
・イノベータがアイデアのブロックを増やすにつれて、アイデアを組み合わせて驚くほど斬新なものを生み出す方法は飛躍的に増える。
・イノベータにとって質問することは、はやりの知的トレーニングなどではなく、息をするように自然なことだ。
・イノベータは「いまどうなのか」をひたむきに追求し、他者の経験を理解し感情移入するために、「いまこの場所で何が置きているか」に対する答えを深く探る。
・「タタ・ナノ」が生まれたのはタタグループ会長が家族全員が一台のスクーターに乗ったのを見たことが始まり。徹底した観察が新製品につながった。
・顧客を観察する時に問うべき10の質問:
1.どうすれば顧客にうちの製品/サービスが必要なことに気付いてもらえるのか。簡単に見つけてもらうにはどうすべきか。
2.顧客は内の製品/サービスを本当は何のために使っているのだろう。何の用事を片付けようとしているのか。
3.顧客が製品/サービスを最終的に選ぶときに最も重視しているのはどの機能だろう。
4.消費者は内の製品をどうやって注文しているのだろう。もっと簡単に安く購入出来る方法はないのか。
5.うちの会社は製品/サービスをどのように開発しているのか。まったく違う方法でもっと速く安くできないか。
6.顧客はうちの製品/サービスの代金をどのように支払っているのか。簡単にできないか。
7.顧客はうちの製品を使う時、どんな不満を感じているのか。
8.消費者がうちの製品をつかうとき、困っていることは何か。
9.顧客はうちの製品/サービスの寿命や信頼性を損なうような使い方をしていないだろうか。
10.顧客はうちの製品をどのようにメンテナンスしているのか。
・気づかれないものに気づくには周辺視野が必要だ。
・自分の所属する産業や専門分野とは無関係なテーマの会議が、新しいアイデアを刺激することもある。
・実験力を培うためのヒント:物理的障壁を越える、知的境界を越える、新しい技術を身につける、製品を分解する、試作品を作る、新しいアイデアを試験的に導入する、トレンドを探す
・イノベーティブな組織のDNAは人材、プロセス、哲学から構成される。
・イノベーション能力を人材:
1.卓越した発見力を実績がある(何かを発明した経験)
2.少なくとも一つの知識分野に深く精通し、ほかの分野にも幅広い知識を持っている(T型知識)
3.世界を変え、変革を起こそうという気概がある

読書履歴

2012/05/03 352ページ
2012/05/02 164ページ
2012/05/02 140ページ
2012/04/29 126ページ
2012/04/25 82ページ

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