📝 レビュー (yuchanさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
父親が本気の恋をしてうちを出て、母親が鬱になり、自覚のないヤングケアラーである瀬戸内の島で育った暁美と、自由奔放でネグレクトの母親持ち、京都から転校してきた櫂。高校生で恋に落ち、惹かれ合うのだが、若さで未熟なだけでなく、親という荷物も抱えてるせいかすれ違っていく。「自分がどうありたいかの選択権は、いつでも自分の手の中に在る。」北原先生の存在は大きかった。互助会の夫婦。いろんな形があっていいんだ。自分を縛る鎖は自分で選ぶ。やっと健やかに息ができ、選ぶことができた暁美。おかしいという基準は何に対してなのか?
読書履歴
2024/02/23
274ページ
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