📝 レビュー (yuchanさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
フィクションと書かれていたが、実際に起こったことに基づいているので、リアリティがあり読む手を止めることができなくて一気に読んだ。高校生、琉唯は南相馬出身で東日本大震災を子供の時に経験し、現在コロナ禍でマスク、手洗いうがいなど、感染症対策をしている生活であったところ、チェルノブイリ博物館に関わる父親の仕事場のウクライナに行った。キーウで民間人の虐殺があったことはニュースで知っていただけで、ブチャという地方の名前も知らなかった。松岡さんがこの時期この本を出したことは平和ボケした日本人にとって意味があることだ。
読書履歴
2023/07/21
232ページ