読書履歴
2022/07/09
286ページ
AIが見つけた似た本
「ツナグ」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
私の男
桜庭 一樹
優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―...
24人
3.3
yuchan
Lv.143
ツナグの続編。最初のプロボーズの心得で祖母から使者を引き継いで7度目の春が来るという文章で同級生の話を少し思い出した。母の心得では子をなくした母の気持ちが痛いほど刺さってきた。一人娘の心得では歩美が実際の仕事上の関わりのある人の話で使者の仕事をしないで済んだ。死者に直接聞くことがすべてではないのだ。最後の想い人の心得では桜の花が風にゆれている情景と歩美の想い人との未来の明るさを感じた。わたしも想い人や、大事な人たちと、同じ時間に存在できるということは、どれくらい尊いことか噛み締めながら生きていこう。