📝 レビュー (yuchanさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
松岡千紗シリーズ第二弾。裁判員裁判で死刑評決を受けた当時19歳の青年(小杉優心)の再審請求をする矢先に死刑が執行された。直後、死刑を支持した元裁判員が容疑者となる新たな殺人事件がおこる。犯人がすぐわかり、最後のオチがあるがミステリーというより裁判事件の特殊性、これまでの判例との公平性を考え抜き、人の意見に流されてはいけないということが伝わってきた。被害者が我が子だったら逆に加害者が我が子だったらどういう判決にするか、両者が一致したら公正な裁き。死刑、死の基準をつきつけるのは厳しい。
読書履歴
2020/03/08
352ページ
AIが見つけた似た本
「死刑評決」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...
6人
5