
📝 レビュー (yuchanさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げた。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に塾の成長が親子三代に渡って描かれていた。詰め込み主義からゆとり教育、相対評価から絶対評価ところころ変わる文部省の指導要綱。最近の教育を受けられない貧困家庭の話まで教育の変化、時代の流れを塾にかかわる家族の歴史とともに書かれている壮大な話でした。三日月という題名も秀逸。
読書履歴
2017/01/29
472ページ
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