内容紹介
青年詩人マルテは一人故郷を去ってパリに出た。不安と恐怖、絶望と焦燥―孤独な生活の中で、マルテは深く内的な世界に沈潜し、日々の経験と幼き日の思い出を書き綴る。リルケ(1875‐1926)は自身がパリの現実に直面して受けた衝撃を、一詩人の内面告白という形でこうして形象化した。リルケの特質を最も明快に示す作品である。

📝 レビュー (くろさんのレビュー)
評価:
5/5
読書履歴
2016/03/18
293ページ