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ルイ十七世の謎と母マリー・アントワネット―革命、復讐、DNAの真実

ルイ十七世の謎と母マリー・アントワネット―革命、復讐、DNAの真実

デボラ キャドベリー

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2,142回参照
2016年3月5日に更新

書籍情報

ページ数:
447ページ
参照数:
2,142回
更新日:
2016/03/05
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karasu_u karasu_uさん

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📊 読書進捗 (karasu_uさんの記録)

2016/03/05 447ページまで

📝 レビュー (karasu_uさんのレビュー)

評価:
5/5
レビュー:
これ一冊でフランス革命から近代フランス史までがさくっと浚えるオススメの一冊。そして徹夜本。
フランス革命とかナポレオンとかの小説や戯曲の副読本(マニアック編)にオススメ。
ある種の伝記本の筈なのにルイ17世とマリー・テレーズの可哀想さと悔しさ、運命の残酷さに泣いてしまうことでも有名。

しかしこれや他の本を読んでるとフランスという国の人は。
王妃が家族や親しい人との晩餐や着替えを衆人環視で行いたがらなかった事を批判した癖に、
いざ自分達が中心層になったら公的な晩餐会よりホームパーティーを開きたがったり家族と「だけ」楽しむレジャーを流行らせたり。

王妃と国王を断頭台に掛けて、王太子を狼の子呼ばわりしておいて、自分達の生活が安定して来たら「王女様が可哀想」って言って支援金活動とかし始めちゃったり。

自国の王妃を淫売呼ばわりしたり、愛人を持つ貴族を批判したり、幼い王太子への性的虐待をでっち上げたにも関わらず、
その王妃を批判して王太子を見殺しにしたブルジョワの子孫が
20世紀を過ぎて今尚もホモのパリジャンとして孤児の少年を強姦したり、有閑マダムとして男娼の孤児を買って侍らせてたり。

なんていうか、自分は棚に上げて二枚舌で歴史から何一つとして学ばなくて、非常に残虐なショーを楽しみたがる印象がある。
(本編中の靴屋の婦人の「親切なおチビさん」の評価からもうっすら感じる)

セレブや王族など公的な人は、プライベートを全て庶民にさらす義務があり、一方庶民のプライベートは(愛人の有無など)徹底的に守られるべき! みたいな。
中世から近世を調べる程、フランスが嫌いになって来た。

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