内容紹介
悲しみを通じてしか見えてこないものが、この世には存在する。涙は、必ずしも頬を伝うとは限らない。悲しみが極まったとき、涙は涸れることがある。深い悲しみのなか、勇気をふりしぼって生きている人は皆、見えない涙が胸を流れることを知っている。人生には悲しみを通じてしか開かない扉がある。悲しむ者は、新しい生の幕開けに立ち会っているのかもしれない。耳をすます、小さな声で勇気と希望に語りかける、二十五編のエッセイ。

📝 レビュー (yankさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
人生の意味は、生きてみなくては分からない。このことを忘れ、頭だけで考え、時に絶望してはいないだろうか。
読書履歴
2016/01/28
160ページ
2016/01/28
120ページ