
内容紹介

📝 レビュー (とくこさんのレビュー)
淡々とした文章で、事実がぐさぐさ刺さる。
堂野が段階を経ながら疲弊していく所はこっちまで病んでくる。
純粋に無邪気に堂野に懐く喜多川と、押しの強く、無邪気なだけじゃなくずる賢さもある喜多川にどんどん押し負けして受け入れてしまう堂野。
早く続き読もう。
この後堂野の気持ちがどう揺らいで移っていくのかすごく気になる。
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