AIが見つけた似た本
「シークレット・レース (小学館文庫)」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を3冊見つけました
トーマの心臓 (小学館文庫)
萩尾 望都
ギムナジウムの少年たちを描く歴史的傑作。 冬の終わりのその朝、1人の少年が死んだ。トーマ・ヴェルナー。そして、ユーリに残された1通の手紙。「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音」。信仰の暗い淵でもがく...
空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)
池井戸 潤
事故原因の核心に関わる衝撃の事実を知り、組織ぐるみのリコール隠しの疑いを抱いた赤松。だが、決定的な証拠はない―。激しさを増すホープグループの妨害。赤松は真実を証明できるのか。社員、そして家族を守るため...
ツールドフランス7冠の大英雄ランス・アームストロングをアシストしていた元チームメートのハミルトン・タイラーによる告白本である。自転車業界トップ選手の間に蔓延していたドーピング。これをチームぐるみで奨励・命令していた監督・チームドクター。かかる闇を知ってて知らぬふりをしていた業界団体・スポンサー。闇医師らのスパイ小説もかくやと思わせる暗躍。そして何よりも、英雄ランスの自分には向かう者は消していく桁はずれの欲望の大きさと権力の恐ろしさ。
近藤文恵の「サクリファイス」等でドーピングで自殺した選手等が出てくるが、「事実は小説より奇なり」×10倍であることがわかるし、実情は想像の遙か上をいっており、頁をめくる手がとまらない。
ランスの勇姿ををリアルタイムで見ていた者にとって、「ただマイヨジョーヌのためでなく」を読んでいた者にとっては、衝撃の一冊であろう。もちろん、自分のような全くの自転車競技素人にとっても、大きな渦に否が応でもなく巻き込まれた一選手の率直な真情を記した青春期・告白録として、十二分に面白くそして重い一冊である。