内容紹介
2011年3月11日に東北を襲った巨大津波は、生き残った動植物の生息地をも激変させた。死滅するカエルの卵、真夏に枯れゆく木々、姿を消した絶滅危惧種のトンボたち...。しかし津波の影響がかつてない規模になったのは人間による隙間のない土地利用が原因だった。「復興」の名のもと、急速に進む土木事業は本当に東北の「豊かな自然」を回復できるのか。震災直後から生きものたちの消息を追って東北全域を奔走した著者が問う「真の復興とは」。
書籍情報提供: Google Books
yuchan
Lv.143
2011年3月11日に東北を襲った巨大津波は、動植物の生態系も激変させた。著者は復興がままならぬ中でこんなことをやっていていいのだろうかという苦悩を抱えながら写真を撮っていたという。皆が人の被害に気をとられていて物言わぬ生きものたちに目を向ける余裕がなかったときに、記録をきちんと残しておくことは必要なことだと思う。改めて違う観点から今回の災害のことを考えることができたいい本でした。