内容紹介
偵察機の墜落により、おれは惑星パラーザの海に着水した。だが、救援要請は徒労に終わる。陸地を持たず、夜が訪れない表面積8億平方キロの海原で、自らの位置を特定する術はなかったのだ―通信機の対話だけを頼りに、無人の海を生き抜いた男の生涯「漂った男」、ホット・ジュピターに暮らす特異な知性体の生態を描き、SFマガジン読者賞を受賞した表題作ほか、環境と主体の相克を描破した4篇を収録。著者初の作品集。

📝 レビュー (よーぐるとさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
表題作の生き物は一体どんな形をしてるんだ、と思ったが表紙に載っていた。可愛い。
どの作品も素晴らしく面白い。最初と最後の作品は主人公が絶望の淵に落とされたところから始まるが、その始まりの描写で引き込まれる。短編なので時間経過のさせ方などもポイントなのではないか。どこをピークに持って来るか。長編では出せない。
いずれの短編もハッピーエンドで終わっているのは作者の性格なのかな?もっと終わり方にバリエーションがあってもいいと思うのは天邪鬼か。
どの作品も素晴らしく面白い。最初と最後の作品は主人公が絶望の淵に落とされたところから始まるが、その始まりの描写で引き込まれる。短編なので時間経過のさせ方などもポイントなのではないか。どこをピークに持って来るか。長編では出せない。
いずれの短編もハッピーエンドで終わっているのは作者の性格なのかな?もっと終わり方にバリエーションがあってもいいと思うのは天邪鬼か。
読書履歴
2013/03/10
379ページ