
内容紹介
突然死したアイドルに。癌で逝った母に。喧嘩したまま亡くなった親友に。失踪した婚約者に。死者との再会を望むなんて、生者の傲慢かもしれない。間違いかもしれない。でも―喪ったものを取り戻し、生きるために会いにいく。―4つの再会が繋いだ、ある真実。新たな一歩を踏み出す連作長編小説。

読書履歴
2012/10/01
316ページ
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私の男
桜庭 一樹
優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―...
24人
3.3

深凪 秋
Lv.36
死者と残された生者について考えさせられた。
yuchan
Lv.143
アイドルの、長男の、親友の、待ち人の心得が書かれていて最後に、使者の心得とつながっていく連作長編。「親友の心得」でのどうしようもないやりきれない気持ち、「待ち人の心得」での胸がいっぱいになる気持ちがよかった。そして最後の「使者の心得」で謎が明かされすっきりとして余韻にひたることができた。わたしが、たった一人の死者と一度だけ会えるとしたら誰と会いたいだろうか?そんなことを自分にあてはめて考えてしまう本でした。

ウェーブ
Lv.106

くぶ
Lv.43

有栖
Lv.66
四年越し?でようやく読み切りました。。。桃李君が使者を演じるんだもんな〜かっこいいんだろうなぁ\(//∇//)\面白かった!親友の心得が一番キタ