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夜ごとの揺り篭、舟、あるいは戦場 (講談社文庫)

夜ごとの揺り篭、舟、あるいは戦場 (講談社文庫)

この本の所有者

1人が登録
3,427回参照
2012年8月11日に更新

書籍情報

ページ数:
189ページ
参照数:
3,427回
登録日:
2012/08/10
更新日:
2012/08/11
所有者:
zooko012 zooko012さん

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📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)

レビュー:
母から少女時代疎んじられたのと同じように、自分も娘を愛せず、娘に触られると鳥肌がたつ。夫との関係も歪で、性交渉で1度も満足が得られない。そんな女流作家がセラピーを体験し、はじめて知った真実とは・・・。森瑤子は、男女関係ばかり書き続けた小説家であり、描かれるサガン的社交界にも興味はないし、ある種気取った文体も好みではなく、好きな作家ではないが、「極東ブログ」で知って読んでみた。一見、陳腐にみえる筋立てであるが、森瑤子のこの小説は、セラピー場面と夫と訪れたマレーシアでの現地男性との情事の場面が複雑に入り交じり、濃厚なタペストリーのようで読み応え抜群。また、森瑤子はこの時期、実際自身の家族関係に思い悩みセラピーを受けていたようで、すべては事実ではないにしても、ある種の主観的真実が露悪的に記され、その凄みが興味深く読ませる。

なお、森瑤子は好みではないが、映画女優を綴った「美女たちの神話」は橋本治の「虹のヲルゴオル」と並んで、愛情のこもったよい女優論だと思うし、森瑤子の気取りや熱さが良い方向に出た非常によいエッセイだと思う。

読書履歴

2012/08/11 189ページ

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なお、森瑤子は好みではないが、映画女優を綴った「美女たちの神話」は橋本治の「虹のヲルゴオル」と並んで、愛情のこもったよい女優論だと思うし、森瑤子の気取りや熱さが良い方向に出た非常によいエッセイだと思う。

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