メニュー
今昔物語集 本朝世俗部 (3)  新潮日本古典集成 第43回

今昔物語集 本朝世俗部 (3) 新潮日本古典集成 第43回

この本の所有者

(4.0)
1人が登録
232回参照
2012年10月14日に更新

書籍情報

ページ数:
336ページ
参照数:
232回
登録日:
2012/07/15
更新日:
2012/10/14
所有者:
Yoo Yooさん

この本を共有する

📝 レビュー (Yooさんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
巻第27は霊や鬼の話。皇位を望みながら、一度臣籍に下ったことを理由に拒まれた源融の霊が、臣籍から天皇になった宇陀院に迫りながらも、一言で言い負かされてしまう辺りは、なんとも弱々しい。同じ場所、川原院で東人の妻を襲った鬼は融とは何の関係もないのだろうか。最後の、山の中で歌を詠むと山の神に召されてしまうと言うのは、興味深い。巻第28は世俗で、面白い話が多い。「名僧」が殿上人の妻に通っており、ある時、夫が出先から服を持ってくるように言付け、慌てて「名僧」の服を送ってしまい、ばれると言う話があるが、「名僧」と言う言葉は、嫌味として使われているとしか思えない。

読書履歴

2012/10/14 336ページ 義清阿闍梨の話の続きを誰か教えて!
2012/09/01 98ページ 「以下欠文」なんてあんまりだ。気になるじゃないか
2012/08/26 42ページ なんでも鬼のせいにしてしまえるなんて羨ましい

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「今昔物語集 本朝世俗部 (3) 新潮日本古典集成 第43回」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を8冊見つけました

71.9%
三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)

三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)

斎藤 孝

青で「まあ大事」、赤で「すごく大事」、緑で「おもしろい」。三色ボールペンで色分けしながら文章に向き合うことは、シンプル且つ誰にでもできる読書法。最も簡単な、脳を鍛えるトレーニングツールだ。カチカチとボ...

3人 4
71.7%
奪取〈上〉 (講談社文庫)

奪取〈上〉 (講談社文庫)

真保 裕一

一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...

25人 3
70.9%
赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

桜庭 一樹

“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万...

8人 4.3
70.2%
金閣寺

金閣寺

三島 由紀夫

1950年7月1日、「国宝・金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧」という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み―ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、...

88人 4
Yoo
Yoo Lv.99

巻第27は霊や鬼の話。皇位を望みながら、一度臣籍に下ったことを理由に拒まれた源融の霊が、臣籍から天皇になった宇陀院に迫りながらも、一言で言い負かされてしまう辺りは、なんとも弱々しい。同じ場所、川原院で東人の妻を襲った鬼は融とは何の関係もないのだろうか。最後の、山の中で歌を詠むと山の神に召されてしまうと言うのは、興味深い。巻第28は世俗で、面白い話が多い。「名僧」が殿上人の妻に通っており、ある時、夫が出先から服を持ってくるように言付け、慌てて「名僧」の服を送ってしまい、ばれると言う話があるが、「名僧」と言う言葉は、嫌味として使われているとしか思えない。

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します