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ＡＫＢ４８がヒットした５つの秘密ブレーク現象をマーケティング戦略から探る (角川oneテーマ21)

村山涼一

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ふっくんさん

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2012年7月15日に更新

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書籍情報

著者:: 村山涼一
ページ数:: 171ページ
参照数:: 60回
登録日:: 2012/07/15
更新日:: 2012/07/15
所有者:: ふっくんさん

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内容紹介

国民的アイドルに成長したＡＫＢ48。なぜ彼女たちは、ブレークすることができたのか。マーケティングの見地からそのヒットの要因を探る。そこには、必然的な５つの緻密な戦略があった。

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📝 レビュー（ふっくんさんのレビュー）

評価:

4/5

レビュー:

AKB48のヒットの秘密を感情論だけでなく、裏付けのある理論で説明してくれている良書。
AKB最大のヒット要因はソリューション
▶AKBの商品設計は、メンバー、楽曲、ライブ、ファンへの施作という視点からソリューションとして設計されている。
▶顧客の抱える問題を解決すること
▶ハードとソフトの組み合わせをサービスパッケージ化することで生まれる。
▶これに成功したのがIBM。IBMは、社内のネットワーク環境を整えたいという顧客の要望に対して、パソコンからサーバー、ルーター、ソフトに至るまでパッケージ化して提供した
▶通常、ハードとソフトは売り切りなのに対してソリューションはハードウェアやソフトウェアが使われている間は繰り返し需要が生まれるというメリットがある。
AKBの商品設計は、メンバー、楽曲、ライフ、ファンへの施策という視点から、ソリューションとして設計されている。ゆえに、メンバーがいかなるものであっても成立する。
▶何も加工されていない生の人間の、人並外れた成長を見せる。
▶その内容を、作詞家やアーティストの思想や感情というストーリーではなく、ファンやメンバーの想いや経験を代弁するナラティブで語った。
▶ゆえに、次々に起こる、様々な現在進行形の無数な物語となり、これがいつも鮮度を保つことになった。

▶AKBの展開が、ロジャーズの普及モデルと一致している。
▶セオリーと新世代マーケティングの融合。メジャーアイドル並みのクオリティと地下アイドル並みの近さ
▶ニッチからリーダーへ。