メニュー
蒼ざめた馬 (岩波現代文庫)

蒼ざめた馬 (岩波現代文庫)

この本の所有者

(5.0)
1人が登録
109回参照
2010年9月26日に更新

書籍情報

ページ数:
322ページ
参照数:
109回
登録日:
2010/09/26
更新日:
2010/09/26

この本を共有する

内容紹介

秋の夜が落ちて、星が光りはじめたら、わたしは最後の言葉を言おう―二〇世紀黎明のロシアの漆黒の闇を、爆弾を抱えて彷徨するテロリストたちの張り詰めた心情と愛と孤独。社会革命党(エス・エル)戦闘団のテロ指導者サヴィンコフがロープシンの筆名で発表した終末の抒情に富んだ詩的小説は、9・11以後の世界の黙示録である。長編評論「サヴィンコフ=ロープシン論」を付す。
Google プレビュー 書籍情報提供: Google Books
Google Booksで見る

📝 レビュー (northeast57さんのレビュー)

評価:
5/5
レビュー:
本物のテロリスト(エス・エル戦闘団―社会革命党(エス・エル)の武闘派―)が描いた、テロリストの姿。一見虚無的で無感情なテロのリーダー「わたし」と聖書を盛んに引用しながらテロの正当性を煩悶する繊細なテロ実行犯ワーニャの会話が物語の主要なテーマを奏でる。結局、テロの正当性に対する懐疑が「わたし」を追い込んで行くことになります。
ツアーの弾圧に対抗する手段としてテロが選らばれる過程、当局による弾圧等歴史的背景を理解しつつ読むと「現代のテロリスト達」の心情と心象に多少とも近付くことができるかもしれません。
まさにテロルの時代を生きるている現在の我々にとって非常に価値のある作品ではないでしょうか。

読書履歴

2010/09/26 322ページ

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「蒼ざめた馬 (岩波現代文庫)」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を3冊見つけました

51.4%
フィッシュストーリー (新潮文庫)

フィッシュストーリー (新潮文庫)

伊坂 幸太郎

最後のレコーディングに臨んだ、売れないロックバンド。「いい曲なんだよ。届けよ、誰かに」テープに記録された言葉は、未来に届いて世界を救う。時空をまたいでリンクした出来事が、胸のすくエンディングへと一閃に...

137人 3.1
50.1%
冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)

冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)

江國 香織

穏やかな恋人と一緒に暮らす、静かで満ち足りた日々。これが私の本当の姿なのだろうか。誰もが羨む生活の中で、空いてしまった心の穴が埋まらない。10年前のあの雨の日に、失ってしまった何よりも大事な人、順正。...

74人 4.2
northeast57
northeast57 Lv.124

本物のテロリスト(エス・エル戦闘団―社会革命党(エス・エル)の武闘派―)が描いた、テロリストの姿。一見虚無的で無感情なテロのリーダー「わたし」と聖書を盛んに引用しながらテロの正当性を煩悶する繊細なテロ実行犯ワーニャの会話が物語の主要なテーマを奏でる。結局、テロの正当性に対する懐疑が「わたし」を追い込んで行くことになります。
ツアーの弾圧に対抗する手段としてテロが選らばれる過程、当局による弾圧等歴史的背景を理解しつつ読むと「現代のテロリスト達」の心情と心象に多少とも近付くことができるかもしれません。
まさにテロルの時代を生きるている現在の我々にとって非常に価値のある作品ではないでしょうか。

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します