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未来のモノのデザイン

未来のモノのデザイン

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130回参照
2011年12月15日に更新

書籍情報

ページ数:
296ページ
参照数:
130回
登録日:
2011/12/15
更新日:
2011/12/15

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内容紹介

自動車や家電、家までも知能機械へと進化する時代―しかし人間と機械の共生は、実はなかなかやっかいだ。人間が機械のしもべとならないための、ノーマン博士の新デザイン原論。
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ノーマン氏の本は久々です。「誰のためのデザイン?」には非常に感銘を受けた口です。

機械と人との最適なインタラクションを実現するデザインとは?そういった切り口で著されている一冊。

そもそも機械は何が得意(プログラムされたことは淡々とこなす)で、何ができない(人間が認知していることを認知できない)のか、そこに立脚しないとトンチンカンなデザインをしてしまうことに警鐘を鳴らしているようにも読み取れました。

車は馬とは違うと言う話にもなるほどと。馬を操っているときには騎手との間でコミュニケーションが発生するが、車と運転手の間にはそれに類するものはほとんどない。じゃ、代わりに車にコミュニケーション手段を提供するのか云々。

他にもキッチンや冷蔵庫にカロリー計算機能を持たせて、「今日はもう食べない方がいいですよ」と主張させる考え方とか。これはこれで行き過ぎな気がしますね…。

後はメモ:
・オートマジカル:オートマティックとマジカルの組み合わせ。メーカー側が提供する機械はひたすら賢くて魔術のようなんだとユーザーに主張してしまう考え方。危険。
・脳は三つの処理過程を持つ:本能レベル、行動レベル、内省レベル
・人間と機械には共通基盤が無い
・暗黙のシグナルとコミュニケーション:かつての国際電話においては、ノイズなどが通信プロセスの進捗をユーザーに伝える役割を担っていた。
・マイクロソフトリサーチグループのリマインダーマグネット
・機械と人間がコミュニケーションするための五つのルール
 1.ものごとを簡潔にする
 2.人間には概念モデルを与える
 3.理由を示す
 4.人間が制御している様に思わせる
 5.絶えず安心させる

最後の機械視点での示唆にはなるほどーと。

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