みんなの評価
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レビュー

ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズ。舞台はスペインで、宗教と科学の対立と言うテーマ。教授の教え子である未来学者の、宗教界を震撼させる重大発表を中心に話が進む。アメリカでは、未だに学校で進化論を教える教えないの議論があるなど、生活の中で宗教と科学の対立が問題となるようだが、日本ではそんな話は意識したこともない。そのせいか、肝心の重大発表もピンとこなかった。教授を助けるのが量子コンピュータ上の人工知能なのだが、D-Waveを少しパワーアップした程度でこんな何でもできる人工知能ができるとは到底思えないので、設定にはかなり無理があると感じた。新作ということでとても期待して読んだのだが、正直がっかりした。
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