レビュー

zooko012
2016年4月読了
「狭小邸宅」に引き続いての某界隈での課題図書。ネットワークビジネスの闇、これに引き釣り込まれていく人の心理がリアルに描かれていて興味深い。但し、これは想定の範囲内。主人公がネットワークビジネスから脱却する物語かと思いきや、二転、三転、主人公が、更に、ネットワークビジネスの闇に落ち込み、闇の部分をふまえた上で同業界でステップアップしていくところ(まさにカルマ)に、本書の小説としての妙味あり(ここに作者の「狭小邸宅」からの小説家としての成長あり)。
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