レビュー

zooko012
2013年3月読了
再審無罪となった「東電OL事件」の弁護人の著書である。感情を廃した装飾性のない緻密・論理的な文章であるため、決して読みやすいとは言えない。しかし、それだけに、この事件の異常な経過が淡々と胸に迫ってくる。この事件から教訓とすべきことは多いが、とにかく、「疑わしきは被告人の利益に」。この鉄則から目を背けると、しっぺ返しを食らうことになることを肝に銘じる必要がある。ところで、佐野眞一はこの事件の第三弾を出すのだろうか?
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