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サービスの教科書

サービスの教科書

田沢 浩

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2007年12月読了
すげーです。素晴らしいです。

「サービス」って言葉、濫用され気味ですけど、この方々は全然違う次元で生きていらっしゃる。比べるのもおこがましいですけど、自分なんてぺぺぺのぺーです。

サービス(service)は、serve(奉仕する)の名詞形。なのに、そのホスピタリティの気持ち、しばしば抜け落ちてしまっています。。

この本、二人のレストラン経営者による共著。なので、読んでいると、お二人がそもそもサービス業に就こうと思ったのか、修業時代どのような体験があったのか「生の声」が非常に臨場感を持って迫ってきます。

正直「そこまでやるか!?」って思ってしまうまでの徹底ぶり。だからこそ、それだけのサービスを提供できるんですよね。きっと。

若手の「俺はいつもこういうふうにやっているんで」と言う自分のスタイルを通そうという発言に対しての「どういうサービスをしたかってことは、どうでもいいの。もし君のやり方がお客様に伝わらなかったら、それを感じ取れないほうが悪いと言うのか?大事なのは、ひとりひとりのお客様にどう感じてもらえるかを考えて動くことだろう。それ以外に、特別なことはなにもしなくていいんだよ」という言葉。はー、確かにそうです。。

あと、単純にうらやましい、すごいと感じたのは、「肌で感じるライブ感」みたいな感覚。以下、引用します。

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 たとえば、席がすべて埋まっていて、お店に楽しそうなざわめきやにぎやかさが満ちている日。もちろん、このようなときはずっと忙しいままですが、オーダーがひと通り調理場に入ったあとだったり、メインやデザートが出る頃になると、仕事が落ち着いてきてふと身体が空く瞬間があるんですよ。
 そういうときに、お店全体が見渡せる入口付近から店内が盛り上がっている様子を眺めては「今日はすごくいいなあ…」って、ちょっと客観的な視点で雰囲気を味わえる時間が一番楽しいですね。
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なんだか、ありありとその情景が目に浮かびました。。

ちょっと、これは実際に行って体験したくなってきましたよー。

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