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宇宙船とカヌー (ヤマケイ文庫)

宇宙船とカヌー (ヤマケイ文庫)

ケネス・ブラウアー

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1件のレビュー

レビュー

zooko012
zooko012 2014年2月読了
宇宙への脱出を願い「宇宙船」を造る天才理論物理学者である、父フリーマン。科学を拒絶し、易経を信奉し、古代を夢見て、木の上に暮らし、アラスカの古い方法により巨大な「カヌー」を造る、息子ジョージ。未来と過去。科学と自然。二人は対立しているように見えて「遠くを見つめ、今・此処から旅立つこと」を狂信的に常軌を逸して求めざるを得ない魂を共通とする。何とも、読後の印象があとをひく、詩的な理系ノンフィクションであり、家族の物語である。スゴ本ブログ推奨。

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