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パラドックス13

パラドックス13

東野 圭吾

3.7
38人が登録
4件のレビュー

この本について

13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。何が起こるか、論理数学的に予測不可能。その瞬間―目前に想像を絶する過酷な世界が出現した。なぜ我々だけがここにいるのか。生き延びるにはどうしたらいいのか。いまこの世界の数学的矛盾を読み解かなければならない。

みんなの評価

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レビュー

moe
moe
2011年4月読了
時空の歪みから、世界にたった11人取り残された人間たちのサバイバルストーリー。現実では想像し難い天災が次々と襲いかかり、文明の利器を失った彼らは、精神までもやがて蝕まれていく。まるで大震災のような光景だ。津波、ライフラインの切断、食糧不足。キレイごとも道徳も通用しない中で、極限状態を強いられてる人々。本の中だけの世界であってほしかった。
ただし、著者はスリル感に重きをおき、明確な生きかたの考えを提示していないのが残念だ。結局は自然には逆らえないということなのか。
ayako
ayako
2012年1月読了
震災のあとだから妙にリアルで引き込まれた。キャラの考え方や台詞に共感出来たが、いかんせんラストが。。。
一番生に執着し、今この世界で生き抜く事、自分だけでなく人類の未来の事まで考えていた誠哉が死んでしまうのが納得いかない。それも東野流の皮肉か教訓か。
たれえり
たれえり
2012年5月読了
ブラックホールの影響で、時間が飛んだり戻ったりする間に死んだ人間が、狭間の世界で生き残りをかけて戦う話。テーマに、道徳、善悪とは何かを問う感じで、それなりだった。
印象としては、なんとなく、どっかの映画にありそうだと感じた。

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