この本について
親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら、死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く―死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。
みんなの評価
3.8
5
4
3
2
1
レビュー

湊かなえの作品、2回目の体験。
女子校生の草野敦子と桜川由紀の二人を中心に話が展開していく。
自分自身を見失いそうになっていたときに、人の死をみたい。という衝動をキッカケにして、自分自身を見つけていく。
この小説におけるキーワードは因果応報であり、作品ででてくる登場人物すべてに共通する。
最終的に血は血で贖われるといったところか。
残念なのが、死がなんであるのかの説明、あるいは描写が欠けているところだ。個人的には作者としての具体的な答えを用意しておいてもらいたかった。
ストーリーの展開も途中、飛躍している箇所が見受けられる。(例えばおっさんと敦子の関係)
今後の湊かなえの作品に一層の磨きを期待する。
女子校生の草野敦子と桜川由紀の二人を中心に話が展開していく。
自分自身を見失いそうになっていたときに、人の死をみたい。という衝動をキッカケにして、自分自身を見つけていく。
この小説におけるキーワードは因果応報であり、作品ででてくる登場人物すべてに共通する。
最終的に血は血で贖われるといったところか。
残念なのが、死がなんであるのかの説明、あるいは描写が欠けているところだ。個人的には作者としての具体的な答えを用意しておいてもらいたかった。
ストーリーの展開も途中、飛躍している箇所が見受けられる。(例えばおっさんと敦子の関係)
今後の湊かなえの作品に一層の磨きを期待する。

さとみ0111
2013年2月読了
最初は誰の遺書かわからんくてそこが最後の最後でわかるし今回の本は後書きを読んだ方がより理解できる!ほんま因果応報が今回の1つのテーマやなと思わされるぐらいぐるぐる巡ってる。少年2人のとこはほんま衝撃が強い!作家さんってほんますごいなと思わされる作品でした!
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