メニュー
七つの海を照らす星

七つの海を照らす星

七河 迦南

4
6人が登録
1件のレビュー

この本について

様々な事情から、家庭では暮らせない子どもたちが生活する児童養護施設「七海学園」。ここでは「学園七不思議」と称される怪異が生徒たちの間で言い伝えられ、今でも学園で起きる新たな事件に不可思議な謎を投げかけていた。孤独な少女の心を支える“死から蘇った先輩”。非常階段の行き止まりから、夏の幻のように消えた新入生。女の子が六人揃うと、いるはずのない“七人目”が囁く暗闇のトンネル...七人の少女をめぐるそれぞれの謎は、“真実”の糸によってつながり、美しい円環を描いて、希望の物語となる。繊細な技巧が紡ぐ短編群が「大きな物語」を創り上げる、第十八回鮎川哲也賞受賞作。

みんなの評価

4
5
0件
4
1件
3
0件
2
0件
1
0件

レビュー

karua222
karua222
2011年7月読了
児童養護施設を舞台にした日常ミステリの連作短編。全体的な完成度は高いと思う。ただ、学園七不思議系の話になると漫画でも小説でもゲンナリしてしまうのだが、この流れであれば大丈夫だった。そして、くるのはわかっていたけど、最後に見事な伏線回収。結びの駅伝大会のシーンは皆が笑顔でいるところが想像できて良かった!海王さんが主役のスピンオフも読んでみたい。話題の次作、アルバトロス〜も図書館で予約済。楽しみ〜♪

読書ステータス

読了 4人

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します