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有価証券報告書を使った 決算書速読術

有価証券報告書を使った 決算書速読術

望月 実

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3人が登録
2件のレビュー

この本について

数字だけではわからない。数字の裏の“実際のビジネス”をつかむために、プロはみな「有価証券報告書」を読んでいる。有価証券報告書をデータベースのように使って必要な情報を取り出す技術。

みんなの評価

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2008年3月読了
いやー、何と無しに買ってみた本でしたけど、こんなに会計の本で引き込まれたのは初めてでしたので、この評価。

なんと言うか、推理している感覚になってきます。これを読んでいると。

有価証券報告書、しかも、ブルドックソース、ドトール、スターバックス、吉本興業、伊勢丹、三越などの有価証券報告書をサンプルとしつつ、著者の方が分かりやすい説明を加えつつ、それらの企業のビジネスがいかなるものなのかを説明してくれています。

ブルドックソースはなぜTOBされたのか、ドトールとスタバのビジネスの違いは?、伊勢丹三越の合併は道評価されたのか、などなど。面白いですねー。これ。

有価証券報告書を読み解く際に、基本となるのは以下の手順:
1.企業の概況の【主要な経営指標等の推移】から、財務数値のイメージを掴む
2.企業の概況の【沿革】【事業の内容】を読んで、どんなビジネスが行われているのかのイメージを掴む
3.決算書のプレビュー(企業の概要などを読みつつ、該当箇所に増減理由を書き込んだり、アンダーラインしたり)をする
4.1〜3の情報を組み合わせて、足りない物は有価証券報告書の該当箇所を見る

その他にも、
・グループ経営において重要な子会社は、親会社が経営しやすいようにできるだけ100%株式保有する
・有価証券報告書だけにとどまらず、インターネット、本、実地検証など交えて調査
すべし
なんてことも、ふむふむと。

財務諸表の前提知識はある程度必要でしょうが(って、そもそも自分の知識も相当怪しい訳で)、興味のある方は一読をおすすめします。
Ted
Ted
2011年9月読了
有価証券報告書こそが上場企業分析の王道、とのメッセージをリマインドする役割の本。中身を読むよりは、実務上ニーズのある会社の有価証券報告書を実際に見にいくべき。
それにはインターネットアクセスやPDF閲覧の環境改善がキー、との実感。見に行きさえすれば、これくらいはわかる。リマインド

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読書ステータス

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