
レビュー

zooko012
2013年7月読了
再審無罪となった東電OL事件のゴビンダ・マイナリ氏の獄中日記。理不尽に対する怒りを胸に秘めながら、単調で過酷な日々を、無罪への希望、家族の愛、支援の会の援助、同じくえん罪の布川事件の桜井氏の励ましによって、乗り切っていく日々が綴られる。人を救い支えるものは、人との繋がりでしかないのかもしれない。失われた日々は帰らないが、せめて、ゴビンダ氏の今後の日々がよきものでありますように。