
みんなの評価
3
5
4
3
2
1
レビュー

zooko012
2012年5月読了
野次馬的興味から手をとった。政界にまで進出している創価学会、一大宗教都市まで建設している天理教、道ばた手かざしの真光系、早朝ラジオの番組でよく名前をきいた生長の家、霊友会などのカルトとは一応区別される新興宗教団体について、歴史・教義・位置づけ・未来の展望などが手際よく第三者的に綴られる。労作だと思うし、頭の整理にはよいが、各宗教団体の手触り・匂いのようなものは今いち伝わってこない。その意味では、1990年代の著作ではあるが、芸術新潮に連載されていた「日本ばちかん巡り」(各宗教団体へのルポ)の方が遙かに面白いと思う(取り上げられている宗教団体も多い)。