レビュー
zooko012
2011年3月読了
雅＝莉音・ジン。あずさ＝柚。夏希＝葉月。京介＝巳継。誰もが一目でわかる他作品とほとんど同じといっていいほどのキャラクター造形・配置。本作は、著者自らが語るように単なるラブコメであるが、ラブコメとしてみた場合に、特筆すべき点はないし、舞台である結婚相談所のエピソードも陳腐だと思う。やはり、経済マニア的舞台設定の特異性こそに、この著者の独自性があるのであり、「莉音」シリーズが本流である。「莉音」シリーズ以外では、こういうものではなく、ラノベ風味で味付けしないハードな経済小説が読みたい。
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