みんなの評価
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レビュー

首都圏を舞台に、地震と経済を関連させたパニック小説。作者は以前、やはり地震をテーマにした作品を出しており、今回はそれに経済を絡ませたもの。首都移転が大きなテーマとなっている。前回は研究者が主人公で、数値シミュレーションで地震を予測して大活躍する。今回の主人公は研究者ではなく国交省のエリート官僚。アメリカ大統領の側近と友人で、大活躍する。今回も研究者が活躍し、スーパーコンピュータ京を使ったシミュレーションで地震を予測する。話の中で、京を使ったから精度が高いと言う意味の台詞がある。大事なのは理論の信頼性なのだが。こう言う言い方で皆さん納得するのだろうか。日本は負債が一千兆円を越え、円安も進んでいる。日本崩壊がすぐそこに迫っているのかもと考えてしまった。
読書ステータス
読了
2人