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舟を編む

舟を編む

三浦 しをん

4.2
139人が登録
20件のレビュー

この本について

玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく―。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。

みんなの評価

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レビュー

プクプク1世
プクプク1世
2013年3月読了
辞書への見方が変わる本
言葉がもっと好きになる
suica
suica
2012年1月読了
軽い文章でさくさく読めた。マニアックな職業が題材で面白かったが、やや展開が弱く、薄ーい印象。西岡さん以外には入り込むことができなかった。
まつこ
まつこ
2012年3月読了
辞書作りを言葉の海に繰り出す舟を作っていく作業になぞらえて、「舟を編む」何年もかかって、積み上げていく作業に馬締、松木先生,石川、荒木などの編集部員が取り組む。言葉
は時として無力だけれど,言葉があるから、大切なものが心の中に残る。
aayyaa
aayyaa
2012年2月読了
ここ最近で最高!何にも夢中になれない私は何かを真剣に成し遂げる人に憧れる。地味でも時間がかかっても完遂するって素晴らしい。

kenchang11
kenchang11
2012年3月読了
題材は非常に面白い。辞書の重みを知らしめるためにも、もっと分量を多くすべきではなかったか。
yuchan
yuchan
2012年6月読了
「辞書は言葉の海を渡る舟だ」松本先生と荒木が辞書作りをすすめているところに馬締が加わり、西岡の視点から展開する前半。数年たってから岸辺の視点から展開する後半。辞書を作り上げるという大事業にたくさんの人の情熱が伝わるこういう展開の本にはエネルギーをもらうことができるからわたしの好きな分野。ときおり恋愛もからめてあり楽しく読めた。特に馬締の恋愛には笑えた。
genki
genki
2012年5月読了
小さい時から身近過ぎて気付かなかったが、辞書の編集の大変さと関係者の御苦労、改めて分かりました。辞書編纂は出版社の一大事業なんですよね!
もん
もん
2012年5月読了
読後感爽やか。うーん、でも思ったより薄い感じだったのが残念。読みやすかったけど…

読書ステータス

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