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闇の奥 (光文社古典新訳文庫)

闇の奥 (光文社古典新訳文庫)

ジョゼフ コンラッド

4.5
4人が登録
1件のレビュー

この本について

船乗りマーロウはかつて、象牙交易で絶大な権力を握る人物クルツを救出するため、アフリカの奥地へ河を遡る旅に出た。募るクルツへの興味、森に潜む黒人たちとの遭遇、底知れぬ力を秘め沈黙する密林。ついに対面したクルツの最期の言葉と、そこでマーロウが発見した真実とは。

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レビュー

miyan
miyan
2015年12月読了
この作品は決して植民地の恐怖を
切り込んで表現した作品ではありません。

未開の地と聞くと神秘的なものさえ感じますが
ところが残念なことに待ち受けていたのは
残酷すぎるほどの植民地の支配でした。

それは地元民を人と思わぬ
むごい扱い。
そしてそこに出てくる一人の男。

その男は貧しさゆえに
象牙を懐に入れていたのです。
しかしながら彼は病魔に犯されていたのです。

確かに彼の事情はわかりますが
それを許すことはできないです。
許されないことでしょう。

最後のマーロウのうそ。
何を…と思うでしょうが
クルツの婚約者の顔を見てそれは言えないでしょうね。
そう、たった一人彼の仔細を知った彼女には…

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読書ステータス

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