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ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11)

ダイイング・アイ (光文社文庫 ひ 6-11)

東野 圭吾

3.1
89人が登録
9件のレビュー

みんなの評価

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レビュー

mak246
mak246
2011年3月読了
東野作品としては珍しくホラー色を絡めたミステリー作品。行きすぎない程度にオカルトチックなエッセンスとホラーテイストの不気味さを醸し出させつつ、記憶の喪失、同棲していた彼女の失踪、謎めいた女の登場などの展開で先へ先へと読ませてくれる。
ただ、物語の核となる事故の真相部分についての記憶だけを失うといった都合の良い基本設定、そしてその謎を紐解くきっかけや記憶を取り戻すタイミングの都合良さなど、全てがご都合主義に思える作品でもあった。。。

そもそもこのストーリーに於いて、主人公の慎介は事故に対する責任を重く感じていないのだから、事故に関する記憶だけを失う理由も読了後となっては説得力に欠ける。そして事故に関わる主要人物たちがあまりにも身勝手で私欲に溺れすぎ。
「雇われ人の習性」とか言ってる人も結局は保身の上に損得勘定全開。更には飲酒運転を許容した挙句にその責任を放棄するのも遺族に対してあまりに身勝手!
主人公である慎介も含めて、皆の欲が渦巻いた部分だけが記憶から綺麗に抜けてるって、あまんりじゃないかと。。。
基本的なプロットは活かしつつ、別のストーリーで構成できなかったのだろうか…

本作の要となる瑠璃子は作品をオカルトチックに魅せていく上で見事に「謎の女性」であったが、その尋常ならざる言動が何なのかも「謎」で終わってしまった。
…ま、もちろん復讐なのは分かるが、何をどーしたかったんだろ?
他にも慎介の推理・推測のみで真相を明かさなかった要素が幾つかあったが、それはそれでも良いのだけど、この瑠璃子の真意までも伏せられたままでは、全体的に説得力の欠けた不可解なエンターテイメント作品としての印象しか残らない。。。
終わり方やタイトルの付け方は好きなんだけどなぁ~
たれえり
たれえり 2011年8月読了
ホラーっぽくて面白かった。車の事故で死んだ女性がまるで蘇りをしたような話。記憶喪失から快復したら主人公も悪役だった。
iria
iria
2011年11月読了
相変わらず読み易いけど深みが足りなかった。
にゃん
にゃん
2011年11月読了
おもしろかったけど怖かったあぁ
yabuuuur
yabuuuur
2011年12月読了
とにかく不気味。
でもハラハラドキドキで面白かった。
ayako
ayako
2012年4月読了
最後に全ての謎が明かされて納得なのだけど、性的描写はいらないと思う。
そこがやけに緻密に描いてあるせいでうっとうしくなってしまった。
ひろゆき
ひろゆき
2012年6月読了
怖かった。でもぐいぐい物語に引き込まれ、一気に読んでしまいました。
ユーべ
ユーべ
2012年9月読了
マネキンに似た女。ホラー小説のよう。最初の盛り上がり、途中までの疑問の積み重ねは引き込まれるが、最後が疑問がスッキリしない、無理やり
かみやん
かみやん
2012年12月読了
マネキンこわい。交通事故こわい。

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