この本について
天保十三年の夏が過ぎた頃、夏目影二郎は、筆頭大目付となった実父・常磐秀信から遍路旅に誘われた。伊豆へと向かった影二郎一行は、途中、怪しい修験者の一団や野猿の群れ、さらには偽遍路の七人集と次々に対決する。札所を巡って下田を目指す父子旅に、謎の煙草売りが同行。やがて、千年の闇より這い出てきた異形の難敵・刑部鵺女一統が襲いかかってきた。
読書ステータス
読了
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